ダイエットを考えるのであればやっぱり野菜や果物、タンパク質をしっかりと食べること、そして糖質をしっかりと制限することですね。これを守っていれば食事においてはかなりの確率でダイエットを成功させることができます。
これをやっているつもりだけど全然痩せることができないと訴える方は自分の生活習慣をもう一度確認してみてください。どこかで大体、カロリー、糖質のオーバーを行っているのです。はい、そう考えるとダイエットって結構難しいですよね。
そこで、維持時期大流行したのが肉食ダイエットというものです。油っこいお肉をたくさん食べることでダイエットに成功できるということでとても人気のダイエット方法でした。では、今回はその肉食ダイエットの一つでもある豚肉ダイエットを紹介したいと思います。
けれども、豚肉って鶏肉なんかと比べるとものすごく油っこい気がするんですが…絶対にカロリー高いですよね。牛肉のヒレならまだ脂身が少ないのでダイエット効果は期待できますが豚肉は大丈夫なのでしょうか?
豚肉は高カロリーで栄養価も高くダイエットに効果的な理由。
では、豚肉のカロリーとは一体どれぐらいなのでしょうか?正直な話し部位によってカロリーが全く異なります。100gあたりの計算ですと、肩(216kcal)、肩ロース(253kcal)、豚ロース(263kcal)、豚もも(183kcal)、豚ヒレ肉(115kcal)、豚バラ肉(386kcal)となります。
豚バラ肉といえばしゃぶしゃぶなんかにはよく使われます。あの脂がたっぷりとのっているお肉が豚バラ肉です。逆に一番少ないのは豚ももです。これは、カレー、角煮、チャーシューなどに使われます。パサパサとしていて鶏肉のような感じがします。
さて、この中で脂身の少ないカロリーのみで選ぶのであれば豚ももでしょうね。脂が少ないのでダイエットには良いと思います。そこで今回は豚もも肉のカロリーや栄養素について見ていきたいと思います。
豚もも肉(100g) | |||
ビタミン | ミネラル | ||
ビタミンA | 4μg | ナトリウム | 47mg |
ビタミンD | 0.1μg | カリウム | 350mg |
ビタミンE | 0.3mg | カルシウム | 4mg |
ビタミンK | 2μg | マグネシウム | 24mg |
ビタミンB1 | 0.9mg | リン | 200mg |
ビタミンB2 | 0.21mg | 鉄 | 0.7mg |
ナイアシン | 6.2mg | 亜鉛 | 2mg |
ビタミンB6 | 0.31mg | 銅 | 0.08mg |
ビタミンB12 | 0.3μg | マンガン | 0.01mg |
葉酸 | 2μg | ||
パントテン酸 | 0.84mg | ||
ビタミンC | 1mg |
そのほか、食物繊維が0.1g、三大栄養素においては、タンパク質(20.5g )、脂質(10.2g)、炭水化物(0.2g)となっております。たとえば酢豚という料理は夏バテ予防で脂肪燃焼に効果的という話を聞いたことはありませんか?僕は学生時代親の車に乗っているときにラジオで聞きました。
実際のところどうなのか?というとその人の体長や体質によっても異なってくるので何ともいえないのが残念なところではありますが理にかなってはいます。というのは、豚肉にはビタミンB群(B1、B2、ナイアシン、B6、B12、葉酸、パントテン酸)が含まれています。
特に、B1、ナイアシン、B6の含有量が豊富で、B2、B12、パントテン酸がそこそこ多いです。つまりは、脂質、糖質、タンパク質の代謝、エネルギーの燃焼、疲労回復において必要なビタミンばかりが含まれているのです。また、酢豚ならここに酢をかけるためアミノ酸によりその効果を高めることができるという仕組みです。
ビタミンB群はビタミンCと比較すれば熱に強く崩れることもないといわれていますが、若干は減少しますし特にB1だけは熱によりパワーが失われてしまいますので実際のところ多少は栄養価が減ってしまいます。だけどビタミンB群が摂れるというのはダイエットを行うならおいしいことです。
豚肉ダイエットの実践方法と注意点について。
では、豚肉をダイエットにどうやって取り入れていけばよいのか?ご飯など糖質の摂取量を減らして毎日100g程度の豚肉を食べればよいというものです。豚肉は比較的カロリーも多いので食べることにより代謝も上げることができます。
しかし、勘違いしてほしくないことがあります。それは豚肉さえ食べれば痩せると勘違いしてガンガン豚肉を食べてまくってしまうことです。一時的ならまだ良いのですがこれを常に行ってしまっては生活習慣病の原因になってしまいます。
悪玉コレステロールの数値が増えてしまい血管の中でそれが詰まり酸化を起こします。それが過酸化脂質となり動脈硬化へ発展させてしまうのです。それがきっかけで、心筋梗塞、脳梗塞、といった病気につながります。豚のように人間の体内で溶かすことのできない油を摂りすぎると危ないのです。
人間の体温で溶かすことができないといいますが、たとえば背脂がたっぷりなラーメンを食べた時になかなか消化ができずに胃もたれしたことはありませんか?要するにそれだけエネルギーを使っても上手く消化することができないのが豚の脂なのです。
つまりは、食べ過ぎてはいけません。食べ過ぎると体を壊すだけですので豚肉の中でも比較的脂が少ない豚ももを食べること。そして、野菜、果物、魚、大豆類もしっかりと摂取し栄養バランスを考えたうえで糖質を抑えるという意味で豚肉を食べるというのが理想的なのです。
豚肉の白菜とキャベツのレシピ
豚肉ダイエットにオススメな調理法としては多少なりとも栄養価を上げるために野菜と一緒に食べることです。豚肉ダイエットを実践しようということで定食屋さんで豚の生姜焼き定食を食べるとします。
もちろん、それは間違えてはいませんが、正直なことを申し上げますと外食に使われるサラダやカットキャベツは塩素漂白している可能性があります。そうなっていては全く栄養価がありません。自分で千切りしたキャベツとカットキャベツの色を見比べるとよくわかります。そこで、こちらではせっかくならやはり栄養価の高いものを食べていただきたいのでキャベツと豚肉を足した栄養価の高い料理レシピを掲載しておきますね。
豚肉とキャベツの醤油炒め
1 フライパンに火をかけて油をひく
2 豚肉を炒める(もも肉を使用)
3 塩コショウを振って肉に火が通るまで炒める
4 キャベツを加えさらに炒める
5 キャベツがしんなりしてきたら醤油で味を整える
6 お皿に盛りつけたら完成
豚肉と白菜の重ね鍋
1 白菜は一枚ずつはがし白菜と豚肉を交互に4回重ねる
2 重ねた白菜を5センチ幅に切る
3 鍋の淵に沿って敷きつめる
4 だしのもとをまんべんなく振りいれる
5 水を入れる
6 醤油を入れる
7 塩を入れる
8 ふたをして中火で加熱する
9 火が通ったら薬味(白髪ねぎ、万能ねぎ、しょうが)を上に乗せる
10 完成
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