豚肉は高カロリーなの栄養価が高い!
豚肉といえば脂がたっぷりとのっています。カロリーも100gあたり386kcalもあります。ですからダイエットにはそこまで向いている食品と思えないのですがどうなのでしょうか?それよりも皮をとった鶏肉やお刺身、お魚のほうがダイエットに向いているような気がします。
ダイエットのことを考えてしまいますとどうしてもカロリーだけ目がゆきがちになりますよね。しかし、カロリーだけではなく細かい栄養成分を見なくてはいけません。実は豚肉は鶏肉や魚よりもダイエット効果が期待できる栄養素が含まれているのです。
L-カルニチン
L-カルニチンは脂肪燃焼効果の高い栄養成分です。詳しくはこちらで解説させていただきましたので参考までにご覧ください。「L-カルニチン「ダイエットサプリ」の脂肪燃焼効果とは?」このL-カルニチンは主にお肉に多いのですが、残念ながら鶏肉や魚にはそこまでたくさん含まれておりません。豚肉でも1kg/274mgで、そこまで多くはありません。ヤギ、ラム、牛肉のほうが断トツ多いです。
アラキドン酸
アラキドン酸は不飽和脂肪酸の一種で必須脂肪酸でもあります。脳の健康にも関与している重要な脂質と考えられています。また、ダイエットに関していえば、脳の快感神経を刺激して満腹感を得ることができます。そのため過食防止に役立ってくれます。
ビタミンB1・B2
まず、ビタミンB1は疲労衣服効果と糖質の代謝を促します。ダイエットで疲労している場合の回復と、エネルギーを効率よく燃焼させる上で役立ってくれます。そして、ビタミンB2は脂肪燃焼、エネルギーの代謝、体を作る上で必要なものです。
ポークペプチド
ペプチドといえばアミノ酸結合体で、大豆が有名ですよね。必須アミノ酸9種類は体内合成ができず、食べ物からの摂取が必要になります。そこで、アミノ酸の構造が人間と似ている食肉から摂取できるのであれば効率的です。
豚肉単体ではございませんが、パパイヤ、パイナップルなどの酵素と組み合わせることでポークペプチドという素敵なアミノ酸集合体が完成します。これは、血小板の溶解作用がございますので、脳卒中などの循環器系の病気の予防になります。
このように、脂肪燃焼効果の高い、L-カルニチンの含有量は、ヤギ、ラム、牛に及ばないのですが、他にダイエットや健康に優れている栄養成分が含まれているため、豚肉はダイエットとして活用できるのです。カロリーだけではなくこういった細かい栄養をみるのがダイエッターの務めですね。
豚肉ダイエットの効果的な実践方法!
さて、以上の説明からも豚肉はとても栄養価の高い食品であることがご理解いただけたかと思います。では、これから豚肉ダイエットを実践するに当たりどのようにしていけばよろしいのでしょうか?いくらダイエットに良いからと言ってそれなりのルールはあるはず。はい、こちらです!
1 豚肉をどれだけ食べてもよし
2 一口最低30回は噛む
3 豚肉ならどんなレシピでもOK
4 穀物、果実、根菜類は摂取しない
という、4つのルールを7日間実践したところ、3人のモニターはダイエットに成功したのです。いや、しかし、「豚肉をどれだけ食べてもよし」というのであれば、明日からしゃぶしゃぶ食べ放題に通い詰める人も出てしまうのではないでしょうか。
一見、脂が多い豚肉ですが、これだけ食べても大丈夫な理由は、ビタミンB群、L-カルニチンが含まれているのもありますが、実は脂は糖質と異なり、食べ過ぎても吸収されにくく、消化分解されたものは水と二酸化炭素になります。
ですから、糖質ほど気にせずに食べても問題ないという話ですね。オススメのレシピはやはりしゃぶしゃぶです。理由は、カルニチンは熱に非常に弱く、がっつりと煮込んだり、蒸したりすると崩れてしまいます。そのため、しゃぶしゃぶと軽く火が通せるこの料理がベストなわけです。
そのほか、むくみ改善ならばビタミンB1の吸収を促す硫化アリルと一緒に摂取するのがオススメです。そういった意味では豚の生姜焼きですね。疲労回復ならビタミンB1を一緒に摂取したいので、豚汁にして飲むのが効率的です。
脳卒中予防なら、酢豚にパイナップルを入れたり、パイナップルに豚肉を浸していためものの料理をするのもありです。酢豚は疲労回復にもなりますし、目的用途に応じて豚肉の調理法はバラエティーに考えることができます。
食べ過ぎはオススメできない。
豚肉ダイエットでたくさんの豚肉を食べるのはあまりおススメはできません。理由は、ダイエットに効果的でも豚肉の脂を分解するうえでかなりの消化酵素を浪費してしまうからです。そうすると健康面にも必ず影響が出てきます。
一時的に行うのならよしではありますが、毎日毎日たくさんのしゃぶしゃぶを食べていたら胃がもたれるでしょう。胃がもたれるということは体がそれだけ悲鳴を上げている証拠です。また、必ず温野菜、冷野菜も一緒に食べるようにしましょう。
特に、このダイエット方法では果物を食べることは推奨していないのですが、栄養バランスを考えると、食前に果物を食べて体に吸収させておくことをお勧めします。いくらダイエットだからといって栄養価が偏るのはいけないことです。
それに、穀物も摂取を控えるようにとしていますが、糖質の過剰制限をするとこれも体に影響が出てきます。もちろん、白米や麺類など糖質の摂り過ぎは太る原因ですが、血糖値が上がりにくい玄米などはエネルギー源にはなるものの太りにくいですのでこういったダイエット時には玄米を活用すると良いでしょう。
一応、食べ過ぎを防止するためにも30回は必ず噛むというルールは絶対に守りましょう。その上で、玄米を加えるとさらに噛む回数が増えるので満腹中枢も刺激されたくさん食べるということはなくなるかと思います。
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